2016年10月11日(火) 「リニアモーターカーのアウトラインと開発事例~50年かけた夢~」 と題し、首都大学東京OBで神奈川大学名誉教授・工学博士、 元㈶鉄道総合技術研究所フェロー 大石不二夫 様に、ご講演頂きました。 下記に画像が表示されていない場合はこちら→ フォトアルバムリンク先 講演概要 1962年(昭和37年)にゼロから始まったリニアモーター推進浮上式鉄道の研究は、2003年12月には試運転(有人)で世界最高時速581km(ギネス認定世界記録)を誇るまでになりました。 超電導磁石によるリニアモーターカーでの走行は、日本独自に研究・開発が行われた技術であり、東京~大阪を約1時間で結ぶ夢の超高速鉄道です。 鉄道技術研究所(現:鉄道総研)にてリニアモーターカーの開発初期から携わり、夢を抱き続けた講師自身の開発事例を紹介し、技術的・経済的波及効果、そして将来展望~海岸から内陸へ!~を語ります。 登壇者紹介 ![]() 首都大学東京OBで神奈川大学名誉教授・工学博士、 元㈶鉄道総合技術研究所フェロー。 専門は高分子材料の研究および鉄道など産業分野への応用。 国鉄鉄道技術研究所に23年間(有機化学ユニットリーダー)、JRへの改革後、(財)鉄道総合技術研究所に3年間(理事長直属の主幹研究員)。“C形寿命予測法”を発明、鉄道用高分子材料の劣化解析・耐久性評価・寿命予測を研究しつつ、“東北・上越新幹線”等へ「弾性マクラギ」等を応用開発し、高分子を鉄道材料として確立させた。 同時に“リニアモーターカー”の開発に初期から参加し、“極低温断熱荷重支持材”、“超軽量構体”、“緊急・補助用ゴムタイヤ”等を開発。 1990年神奈川大学理学部(後に大学院兼)の教授に就任。高分子材料科学の研究と教育に20年間従事。 その間、およそ二百数十人の卒研生・大学院生を世に出し、学会発表300回以上、学術論文90報、著作20冊以上。約80社の高分子材料の耐久性に関する受託研究や高分子材料の応用開発を指導した。 2010年、神奈川大学名誉教授。帝京大学にエコビジネスコース設立を提案し、教授に就任、5人の講師と共に環境科学を教えてきている。 2015年、帝京大学客員教授、環境科学を講義。中国青島科学技術大学客員教授でもある(日本紳士録)。 ![]() ![]() 3元中継される、共催イベントです 今回は、東京同窓会(中もず会)、大阪府立大学校友会、FLEDGE(※)共催となり、 FLEDGE「イノベーション・フォーラム」の一環となります。 当日は、霞が関ナレッジスクエアで講演を行います。 I-siteなんば、I-wingなかもず(中百舌鳥B17 棟)にも同時にライブ中継されました。 東京会場
大阪会場
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